◇SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA11―2ソフトバンク(2024年11月3日 横浜)
DeNAが3日、横浜スタジアムで行われた「SMBC日本シリーズ2024」第6戦でソフトバンクを11―2で下し、4勝2敗で26年ぶり日本一に輝いた。代打出場の佐野恵太外野手(29)はスタメンを外れた悔しさと日本一の喜びを語った。
5回1死一、二塁、代打で打席に立つと右安打を放ち、チャンスを広げた。「スタメンを外れた悔しさはもちろんあるけど、自分が今できる最高の準備をしようとスタメンを外れた日から考えていた。それが結果につながったのかなと思う」。チームのために、気持ちを切らさず集中力を高めた。
セ・リーグ3位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がり、パ・王者のソフトバンクを下して、日本一に輝いた。「横浜スタジアムで決められた。皆さんも一緒に分かち合えたのは凄くうれしかった。最高の景色を見られた」と笑顔。「ポストシーズン、CSに入ってから勝ち上がっていくのは初めての体験。いろんなものを実際にグラウンドに出て肌で感じられた。これからの野球人生にも生かしたい」と学びの多いポストシーズンを振り返った。
「日本シリーズで勝って、ますますリーグ優勝というのをしてみたいと強く思った」と佐野。国内フリーエージェント(FA)権を取得しているが、「しっかりと自分の納得のいく決断というものを。今日まで日本シリーズだったんであれですけど。しっかりと納得のいく決断というものをしたいなと思っている」と話すにとどめた。