◇明治安田J1リーグ第35節 広島0―1京都(2024年11月3日 エディオンピースウイング広島)
前節首位の広島は京都に0―1で敗れ、2連敗で勝ち点を65から伸ばせなかった。同67の神戸と勝ち点2差の2位。3位町田は最下位の鳥栖に1―2で競り負け、5試合勝ちなしで同60のまま。
広島が今季初の零敗で痛恨の2連敗を喫し、前節首位から陥落した。前半の得点機を逸したのが最後まで響いた。前半16分の松本泰のシュートは相手GKの好セーブに遭い、31分のパシエンシアは左ポストに嫌われた。
5月に敵地で5―0と圧勝した相手に敗れ、加藤は「ミスが目立った」と悔やんだが「勝っていけば優勝に近づける。引き分けはいらない」と気持ちを切り替えた。
3試合を残し、神戸を追う側に回った。ただ、広島は勝ち点で並べば得失点差で優位に立つ。主将の佐々木は「どれだけ結果を出そうが優勝のチャンスがあるかは分からない。ただ、僕たちにできることは結果を出していくこと。まだまだチャンスはある」と前を向いた。 (千田 篤史)