シンガー・ソングライターの竹内まりや(69)が3日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にVTR出演。夫でシンガー・ソングライターの山下達郎(71)について語った。
竹内は名曲「プラスティック・ラブ」(1984年)について、「凄くいい形でアレンジをしてくれたので。あのアレンジの力も大きいと思いますね」と山下に感謝。
「どういうふうな歌謡曲的な曲を書いても、達郎がアレンジするとどっかポップスになるので。そこは安心なんですよね。ド歌謡曲にはならない」と信頼感も口にした。
インタビュアーの林修が「そこは他のアーティストと比べて随分有利な立場にいらっしゃいますね」と語ると、竹内は「同業者とは言え、私のアレンジャーであり、プロデューサーであり、作詞作曲に関しては自分でやりますけど、これをこういうふうにお料理して、こんなタイプの楽曲に仕上げてほしいっていうのを彼に託すと、それを具現してくれるわけですから。それはありがたいですよね」としみじみと話した。
林が「達郎さんとケンカすることはあるんですか」と尋ねると、竹内は「ケンカにならない相性っていうのがあるんだなと思ったんですよ」と返答。「努力してその人に合わせてケンカにならないようにするっていうことではなく、相性としか言えないと思うんですよ」と言い切った。
「ディスカッションは凄くします、論議というか」と話したものの、「ずっと理詰めで話していくので、必ず。じゃあこことここは意見が合ったね、ここは意見は合わないけど、でもあなたはそういう考え方、私はこういう考え方だねっていうことをお互い認め合って終わるので。たぶんケンカするのがお互い好きじゃないっていうことなんだと思いますね。平和が好き」と説明した。
林が「じゃあお二人の家庭においては『けんかをやめて』っていう曲は必要ないんですね」と竹内の名曲に掛けて確認すると、竹内は「うまい」と笑い、「犬を飼うか飼わないかで新婚の時、ケンカしたのがたぶん一番大きなケンカだったと思います」と回顧。「それが最後だと思います」と続けた。
山下は犬を飼うことに反対したとし、「でも絶対あたしが面倒みるからって言って飼ったんですけど、間もなく私は出産してしまったから、散歩係は達郎になりました」とぶっちゃけて笑わせた。