J2横浜FCのMF小川慶治朗(32)が4日の練習に髪を五分刈りにして登場した。
チームは前日の栃木とのホーム最終戦で引き分け。J1昇格の3度目のマッチポイントを逃した。それでも10日の今季最終戦のアウェー山口戦で引き分け以上で1年でのJ1復帰が決まる状況だ。
兵庫県三田市出身の小川は「関西人なんでみんな笑うと思って。それと空気を変えようと思いました」と五分刈りにした理由を説明。前日に「8割自分でやって、最後は見えないところを妻にやってもらった」そうで、練習前にグループLINEで写真をチームメートにシェアしたという。
験担ぎの意味合いもある。10年のプロ入り以来、五分刈りは今回が3回目。過去2回はいずれも神戸時代の17年と20年で、「20年の時はコロナの中断もあり、だらだらけて自分のプレーが出せなかったんで、このままでは気持ち的にダラダラしてんなと思ったんで、心機一転で。17年の時は 15~16年はケガでほとんど試合に出られず、よし行くぞってなって、第3節の試合で開始3分で鎖骨折っちゃった。ここもやっぱ付き合い入れなあかんなと思って。そこから怪我もしてないですからね。20年も心機一転で、次の2試合後ぐらいのスタメンになった時には点取ってます。自分としてはいい兆しがあったので。今回はみんな笑かす目的だったのですが」と説明した。
今季はここまで33試合に出場し、FW伊藤翔と並びチームトップの7得点。山口戦でもJ1昇格を決定づける一発に期待がかかる。ホーム2連戦ではJ1昇格を決められなかったが、「サポーターの皆さんに恩返しするためにしっかり勝って昇格したい。ちょっと髪の毛とって軽くなったんで、もしかしたら裏向けのスピードが上がるかもです(笑い)」と冗談交じりに話した。