国民民主党の玉木雄一郎代表(55)は4日、自身のYouTubeチャンネルを更新。動向が注目される、連立政権入りや首班指名について自らの口で説明した。
「争点を私自身の口からご説明したい」とし、「玉木さんは連立政権に入って大臣とかなるんですか?あるいは大臣誰か出すんですか?いうことを聞かれるんですが、結論から言うと連立政権には入りません」ときっぱり。
「私たちが欲しいのはポストではなく、大臣ポストでもなくて、政策の実現。そのためには大臣として入るよりも、むしろ今のポジションを生かして政策実現を与党にしっかり飲ませるという方が国民の皆さんの思いに合致してるだろうということでそういった戦略を取っていきたいと思います」と述べた。
さらに11日召集が見込まれる特別国会の首相指名選挙について「私たちが自公に合わせて石破さんに乗れば、もう石破さんは確実に過半数を超えるわけです。で、私たちが乗らなければ石破さんは少数与党のままということ。ただ、この首班指名の選挙っていうのはまず1回目やって決まらなかったら、決選投票が残っている。決戦投票は、実は規約上過半数を取らなくてもいいんです。相手より多ければいいので。で、私たちはどうするのかというと、当然1回目は国民民主党の代表である玉木雄一郎を書きます。で、2回目の決戦投票にじゃあ石破さんと野田さんとなった時にどっち書くのかていうことなんですが、玉木雄一郎と書きます」と上位2人による決選投票を含めて明言した。
2度目の決選投票で「玉木雄一郎」と書いた場合、無効票になるのではという声に対しては「2人のうちいずれかを選ぶ選挙ですから、それであえて玉木雄一郎って書くと無効票になるんですが、私はね、今回むしろ無効票で書くことが国民民主党に入れてくれた方々の思いに一番寄り添う投票行動だという風に思っています」と考えを述べた。
どちらの名前も書かない理由として「まず、石破さんに入れるわけにはいきません。やっぱり、政治と金でおかしいといって過半数割れを起こしたわけで、そういった方々に我々が乗ると、石破さんを総理にするために国民民主党も動いたのかって言われるからこれはありえない」ときっぱり。
一方で「野党が足し合わせたら過半数いくからその代表である野田さんにするかというと…これもね、共産党から維新まで全部あるわけでしょ?それを集めて、そのトップになった政権を担う総理大臣はどういう政策をするのか。基本政策もバラバラなのに」とし、「今回はどちらにもくみせず、2回目の決戦投票になっても国民民主と書くということを決めました。ご理解ください」とした。
さらに「具体的な政策実現を、これから与党にも厳しく交渉して勝ち取っていきたい」と意気込み。「今回、私が有利だと思ってるのは、もし私たちの案を飲まなければ、我々法律とか予算に賛成しませんから。今までは我々の意見も聞きますって中途半端に聞いてたんだけど、今度は本気で聞かないと。法律、予算1本も通りませんからね。そういう状況を民意が選んだんです。その民意に丁寧に寄り添うことが必要」と強調した。