大谷翔平が背番号「17」をゆずってもらったお礼に、アシュリー夫人にポルシェをプレゼントし、大変な話題になったドジャースのリリーバー、ジョー・ケリー(36)だが、背番号「99」を付けた24年は35試合に登板。投球回数は32イニングで、1勝1敗、防御率4・78と成績は芳しくなかった。
シーズンでは右肩の後部損傷で約2カ月半、肩の痛みで約3週間の負傷者リスト(IL)入り。ドジャースとの契約は切れてFAになり、来季の動向は不透明だった。そのケリーが、ボストンの野球記者ロブ・ブラッドフォードのポッドキャストに出演。まだ引退を考えていないと明かした。
10月初旬のシミュレーションゲームで肩を再度痛めたため、プレーオフでは登板できなかったが、本人によると、ワールドシリーズが第6戦に進み、ブルペンにケガが発生した場合、ロースターに入る可能性があったという。
ケリーは2020年以降、162回1/3で防御率4.21。29.4%と高い奪三振率を誇る一方で、11.2%の四球率は懸念材料。それでも依然98.1マイル(約157.8キロ)の直球を投げることができる。単年以上の契約は難しいが、欲しいチームは少なからずあると見られる。もちろんドジャースへの復帰も考えられるが、ドジャースは高額なオファーを出す可能性は低い。