社会学者・古市憲寿氏(39)が4日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し「ワクチン」について思うことをつづった。
古市氏は「公衆衛生を信奉する人が、無邪気に、時には得意げに全体主義に邁進していく様子を見るのは怖い。コロナ時代には散々見せられたけど」とし「そりゃ公衆衛生には一定の合理性はある。でもそれはナチスドイツや戦後スウェーデンの優生学と紙一重。その緊張感がないと、たやすく人間が家畜扱いされる」とポスト。
また「ワクチンに関して言えば、僕自身は抵抗感の少ない方だと思うけど、ワクチンを拒否するひとを一方的にバッシングするのは違うと思う(もちろん打ちたいひとに打たせないのも違う)」とも。
「公衆衛生の示す社会全体にとっての最適解と、個人の自由意志は時にぶつかる。個人の気持ちをたやすくないがしろにするべきじゃない」といい「もちろん、その上で説得や対話があるのは健全。だけど頭ごなしにバッシングしたら、お互いに分断は深まるばかりでしょ。その対話にはコストもストレスもかかるけど、それをあきらめたらもう権威主義はすぐそこだからねえ」とつづっていた。