自転車BMXフリースタイル・パークの全日本選手権は4日、岡山市役所構内駐車場でエリートクラスの決勝が行われ、男子はパリ五輪代表の中村輪夢(ウイングアーク1st)が94・62点で制し、6年連続7度目の優勝を果たした。
女子は初出場の15歳、小沢美晴(岐阜・糸貫中)が89・50点で大会最年少優勝を果たした。内藤寧々(環太平洋大)は66・25点で2位となり、2連覇を逃した。
男子の中村は出場選手中ただ一人2回とも90点台を出して圧勝。6連覇達成に「大技が決まったので満足」とほっと息をついた。今夏のパリ五輪は、2021年の東京大会に続いて5位にとどまった。「悔しい思いをした。がっかりさせたくない。期待してほしい」と、観客の前で力強く今後の飛躍を宣言した。
12月には世界選手権が控える。そこで披露する技の詳細は「その時に」と明かさなかったが「五輪で出そうと思っていた技を出し、いい結果をとれたらいい」と意気込みを示した。