俳優の仲野太賀(31)が5日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。父で俳優・中野英雄(59)の恩人だという人気俳優との思い出を明かした。
番組では父・英雄が30年前に番組に出演した際のVTRを放送。英雄はかつて「一世風靡セピア」で活躍していた俳優・柳葉敏郎の付き人をしていたと明かしていた。
VTRを見終えると、司会の黒柳徹子は「子供の頃、ご家族でお正月には柳葉敏郎さんの所に会いに行くっていうのが伝統行事だったんですって」と話を振った。太賀は「そうなんです。柳葉詣でと言いますか。年が明けたら柳葉さんにごあいさつして、で僕はお年玉をもらうと。それがもう毎年の」と笑顔で話した。
黒柳が「なんで柳葉さんなんだって思わなかった?」と尋ねると、太賀は「当時は何にも考えてなかったですね。親戚のおじさんみたいな感覚で。でまあよくよく聞いてみたら、父が(番組で)言ってたみたいに、うちの家族がとってもお世話になっていて」と語った。
柳葉とは俳優となってから再会したとし「なんか本当に不思議な感じというか、僕がこんな小さい時から知ってますからね、生まれた時から知ってるのか」と話すと、「そんな人と同じ画面の中でお芝居をするっていうのが、そういう時にこそ父の顔が浮かぶというか。喜んでくれてるだろうなと思うし」としみじみ。
さらに「僕以上に柳葉さんの方が何か感動してくださっていたような感じがして」と続けると、「そういう脈々と続く縁とか運命めいたものって大事にすべきだなっていうふうに思いました」と実感を込めた。
「非常にうれしかったです」と明かすと、「現場で交わした固い握手は忘れられないですね。現場で会った瞬間に、お互い“お願いします!”みたいな感じで。“ここまでよく成長したなあ”という意味も込もってたのかなと思いながら」と目を細めた。