お笑いタレントの椿鬼奴(52)が、4日放送のNHK「ファミリーヒストリー」(月曜後7・30)に出演。祖父の意外な事実が発覚した。
墨店に生まれながら、学問の道を志した祖父・武吉さん。9歳のころ、33歳だった父を亡くし、丁稚奉公をしながら高等小学校を卒業。夜学の学習塾にも通い、帝国大学の卒業を夢見て、立身出世に勤しんだ人物であったことが明かされた。
そして、31歳にして京都帝国大学に入学。本来であれば、高等小学校を卒業しただけでは受験資格を得られないが、定員わずかの編入試験を受験することを認められ、合格することができたという。専門家は「よほどの努力と、よほどの学力、能力がないとできないこと」と評価した。
卒業後は、国家公務員の資格を取得し、高級官僚の道へ。山口県庁に入庁し、結婚したが、頑固な性格が災いし、上司とのケンカによりわずか4年で退職した。これらの経歴について鬼奴は「へー!そうだったんですね」「えー!知らなかった」と驚いていた。
その後、鬼奴の父が、保管していた武吉さんの写真を公開すると、VTRを観ていた出演者からは「あっ!」の声が。武吉さんは、NHK連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインを務めた伊藤沙莉と全く同じ法服を着用しており、「朝ドラ『虎に翼』と同じ時期に武吉は弁護士になっていたのです」と紹介された。鬼奴は「えー!?」と、この日一番の衝撃を受け、目を丸くしていた。