ソフトバンクの和田毅投手(43)が今季限りでの現役引退を発表したことを受けて、1学年上で球界最年長左腕のヤクルト・石川雅規投手(44)は球団を通じて「もう一度、1軍のマウンドで投げ合い勝負したいという気持ちでしたが、実現できずに寂しいです。本当にお疲れさまでした」とコメントした。
同じ世代のサウスポーで、高校時代から互いを意識しながら高め合ってきた。秋田商のエースだった石川は高3夏の甲子園(97年)に2年生エースの和田を擁する浜田と1回戦で対戦。試合は1―1の9回に石川が押し出し四球を選んで秋田商がサヨナラ勝ちした。
ともに球界を代表する左腕として長く活躍。石川にとっても年齢の近い和田は特別な存在とあって「毅とは高校の時に甲子園で戦った時からの付き合いです。同世代の常にトップを走っていた投手。私の方が年上ですが、追いかける存在でした」と敬意を示した。