9場所ぶりに三役復帰した西小結・正代(時津風部屋)が5日、33歳の誕生日を迎えた。福岡県志免町の時津風部屋で行われた時津風一門の連合稽古で大関豊昇龍らと7番取り、稽古後には西前頭6枚目の錦木(34=伊勢ノ海部屋)を相手に年齢と同じ33本のぶつかり稽古で転がった。熊本県出身の元大関は「この年になると、そんなにうれしくない」と苦笑い。
一時期は幕内上位から落ちていたが、2場所連続で2桁勝利。かつての力強い相撲も復活しつつある。「三役にはよく戻ったと思う。ケガしないようにボチボチやっているがこれでいいかは分からない」と謙虚に言いながらも「九州場所なので精いっぱい頑張る。35歳を超えるまでは取りたい」と決意を新たにした。