ソフトバンクの和田毅投手(43)が今季限りの現役引退を表明した。筑後市のファーム施設で選手の反応を聞いた。
1月に和田の自主トレに初参加したリチャード内野手(25)は「寂しいです。野球に対する姿勢だったりバッターの立ち振る舞いとかしょっちゅう聞きに行っていたので。とにかく寂しいです」と心境を語った。
4月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)と鏡視下肘関節形成術を受けてリハビリ中の武田翔太投手(31)は「若手のお手本になる偉大な方。僕もその背中を見て育ったので正直、言葉が出ないです。14年の日米野球で初めてお話をさせてもらったのが思い出です」と話した。
9月の3軍戦で24歳差バッテリーを組んで話題になったルーキーの藤田悠太郎捕手(19)は「和田さんと組ませてもらったのは凄く自分の財産になると思うのでそれをしっかり忘れず大事にしながらやっていきたい。ウエイトルームでも気さくにお話していただいた。人間性も凄く尊敬できる先輩。自分が目指さないといけないプロ野球選手です」と語った。