大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)に向け、新大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が5日、福岡市西区の同部屋で師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)と12番連続で取った。7勝5敗と勝ち越し、体調不良で秋巡業を離脱した影響を感じさせない動きだった。師匠との三番稽古は秋場所前の9月2日以来。10勝7敗と勝ち越し秋場所の優勝につなげた。
この日も師匠譲りの左のおっつけや相手得意の形を封じるなど成長した姿を披露。「(師匠は)相手の嫌がるところを突いてくるし、今回もいい稽古になりました」と感想を述べた。納めの場所に向け着実に良化の気配を示し「焦りはない。基礎運動などしっかりやって初日に向け準備したい」と話した。