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オリックス・山岡が救援専念へ 岸田新監督が本人に通達済み、セットアッパー候補として期待

スポニチアネックス 2024年11月6日 5時47分

 オリックス・山岡が、来季から救援に専念することが5日、分かった。既に岸田新監督が本人に通達。起用固定の狙いを、厚沢投手コーチが説明した。

 「ここ数年、先発がいないときに山岡に頼って、先発がそろってきて山岡がちょっと疲れてきた時にはリリーフに入れたり、それはそれでありだったんですけど。もう一回1年間フルで働いてもらうと考えた時に、こっち(首脳陣)側が(起用法を)迷っていたらいけないのかなと。チーム事情によって(先発、救援と)動いてもらっていた。でも、それで山岡泰輔の成績があんまり振るわってないんだったら、まず一本勝負してもらおうと。(伝達されて本人の)モチベーションもちょっと上がっていた」

 昨季は先発12試合、救援19試合で8ホールド、3セーブを挙げるなどマルチな働きでチームの3連覇に貢献。今季は開幕直前に右足首、シーズン途中に右肘を痛めたこともあって登板は救援での6試合に登板にとどまった。

 今季に関しては春季キャンプ期間まで先発・中継ぎ両にらみだったが、岸田新監督ら首脳陣はデータによる数値などを判断材料に、早くも来季の起用法を決定した。同投手コーチは「普通のリリーフじゃなくて、セットアッパー以上を目指してやってほしい。1年間ずっと1軍にいて50試合、ホールドが付くところで勝負できる年にしてほしい」と期待。19年に勝率第1位のタイトルに輝いた来季9年目右腕が、勝ちパターン入りへ静かに闘志を燃やしている。(阪井 日向)

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