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76ersのエンビードが記者への暴行で3試合出場停止処分 コラムへの不満から口論

スポニチアネックス 2024年11月6日 8時49分

 NBAは5日、76ersの米国代表センター(C)ジョエル・エンビード(30)に3試合の出場停止処分を科したと発表した。地元紙フィラデルフィア・インクワイアラーのコラムニストをロッカールームで突き飛ばしたもの。エンビードは膝の故障を理由に今季開幕から欠場が続いており、処分は試合復帰後に適用される。

 AP通信によると、今夏のパリ五輪で米国の金メダル獲得に貢献しながら開幕から欠場を続けるエンビードについて、同紙のコラムニスト、マーカス・ヘイズ氏が不摂生が原因と指摘し、プロ意識を疑問視するコラムを執筆。その中で亡くなったエンビードの弟とその息子に言及する部分があり、エンビードが抗議して口論になったという。

 エンビードはグリズリーズに107-124で敗れた2日の試合後、ロッカーでヘイズ氏に「次にお前が俺の兄弟と息子について取り上げたら、どうなるか分かっているだろうな」と怒鳴りつけた。ヘイズ氏は謝罪したが、エンビードは「これが初めてじゃないぞ」などと口汚くののしり、チームの広報担当者が割って入る中、ヘイズ氏の肩を突き飛ばした。

 度重なるケガに苦しみながらも得点王に2度輝き、22~23年シーズンにはシーズンMVPに選ばれたエンビードは昨季、半月板を痛めて2カ月間離脱。プレーオフには間に合い、パリ五輪でも活躍したが、チームに戻るとプレシーズンでは1試合も出場しなかった。リーグ幹部のジョー・デュマース氏は「NBAの選手とメディアの関係において相互理解は何よりも重要。エンビードがコラムの個人的な内容に不快感を覚えたことは理解するが、決して暴力ざたに発展してはならない」と声明を発表した。

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