◇関東地区大学野球選手権 1回戦 共栄大 4―3 上武大(2024年11月6日 横浜)
3年連続の明治神宮大会出場を目指した上武大だったが、共栄大に逆転負けで初戦敗退。巨人からドラフト3位指名を受けた荒巻悠内野手(4年=祐誠)は「もう少しこのユニホームを着ていたかった…」と目を真っ赤にした。
敗れた時点で学生最後の試合。思いを込めてバットを振り続けたがほんの少し、捉えることができなかった。荒巻は「4番・三塁」で出場したが4打数無安打。一発同点の9回は先頭として打席に立ったが遊飛に倒れ、「塁に出ることを考えながらも自分のスイングを心がけたが…。負けたのは4番のせいです」と悔やんだ。
すぐに新たな世界での戦いは始まる。左の長距離砲として期待されていることは分かっているからこそ「どの球場でも(本塁打)出せるように」と前を向いた荒巻。「(本塁打は)できるだけ多く打ちたいが、まずは試合に出ることが目標」と力強く言い残し、球場を後にした。