◇第49回社会人野球日本選手権準々決勝 トヨタ自動車4―0西部ガス(2024年11月6日 京セラD)
2大会ぶり7度目の優勝を狙うトヨタ自動車が4強一番乗りを果たした。「6番・遊撃」の和田佳大内野手(27)がダメ押しのタイムリーを放った。
「前の打席でフォークで打ち取られていたので、落ちるボールが頭にありました」
3―0で迎えた8回2死一、二塁。カウント2―2から、外角低めツーシームに食らいつくと、一、二塁間を破る右前適時打となった。
堅実な守備を誇り、社会人野球で屈指の遊撃手。22年日本選手権と23年都市対抗は「9番打者」としても優勝に貢献したが、今大会は6番を任されている。
「上位の調子も良いですし、チャンスで回ってくることが多い大事な打順。何とか結果を出せるように食らいついています」
初戦の日本製紙石巻戦では、初回に走者一掃の3点二塁打。この日も貴重な追加点となる打点を挙げ、首脳陣の期待に応えている。
「一戦、一戦、目の前の試合に集中してやっていきます」
和田は新境地で、自身3度目の日本一を目指す。