◇サッカーACLE 横浜5―0ブリラム(2024年11月6日 日産スタジアム)
アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)は東地区1次リーグ第4戦が行われ、横浜F・マリノスはホームでブリラム(タイ)を5―0で制し、2勝1分け1敗とした。前半11分にFW井上健太(26)が先制ゴールを挙げると、チーム計5発の猛攻。試合終盤にはユース所属の16歳FW浅田大翔が途中出場し、クラブの公式戦最年少出場を記録した。
横浜のホープがクラブの歴史に名を刻んだ。浅田は後半40分から途中出場。16歳9カ月21日での出場は、久保建英が18年8月天皇杯でマークした17歳2カ月18日の記録を更新した。
「出る前は緊張していたけど、入ったら緊張しなかった。出たら自分がやるべきことをやるだけだと思っていた。もっと出せた部分もあるけど、しっかり走ることはできた。常に出番を待っていた」
本職ではないインサイドハーフの位置に入り「いつもはFWだけど、監督に言われたことをやるだけ。どこで出ても自分のやるべきことをできた」。得点には絡まなかったが、積極的にゴールを狙った。
推進力が武器のFWながら過去にボランチやトップ下をこなした経験があり、ポリバレント性も兼ね備えている。取材エリアで報道陣に囲まれ「(試合より)こっちの方が緊張します」と初々しく話す高校2年生。新たな一歩を踏み出し「常に出番を待ちながら鍛えてもっと強くなりたい」と誓った。