オイシックス新潟アルビレックスBCの新監督に、現投手コーチの武田勝氏(46)が就任することが6日、関係者への取材で分かった。
今季指揮を執った橋上秀樹監督は巨人1軍作戦戦略コーチ就任に伴い退団。来季に向けて複数候補の中から人選を進めた結果、今季は投手コーチを務めた武田氏の内部昇格が決まった。イースタン・リーグ参戦2年目となる来季は、日本ハムで5度のリーグ優勝を経験した技巧派左腕の采配に託される。
日本ハムで通算82勝を挙げるなど11年にわたって活躍し、16年に現役を引退。17年には日本海(当時はBC)リーグの石川でコーチを務め、18年からは監督として2年間指揮を執った経験がある。20~22年は日本ハムで投手コーチを務め、今季からオイシックスに加入。コーチとして投手陣を指導する傍ら、持ち前の明るいキャラクターで試合後のヒーローインタビューやイベントを盛り上げるなど、ファンからの人気も高い。
チーム強化アドバイザーを兼ねる野間口貴彦ヘッドコーチとはシダックス時代からの盟友で、今季は野間口ヘッドコーチが武田氏を誘ってコーチ就任が実現した。固い信頼関係で結ばれている2人が来季は現場トップとしてタッグを組み、新生オイシックスが新たなシーズンに向かう。