ドジャースのブランドン・ゴームズGMが6日(日本時間7日)、大リーグの球団幹部らが集まるGM会議を開催中のテキサス州サンアントニオでメディアに対応。ムーキー・ベッツ内野手(32)の来季ポジションに言及した。
ベッツは今季、二塁にコンバートされたが、ラックスの守備に不安があったことから遊撃手として開幕をスタート。ただ、6月に死球で左手を骨折。復帰後はチーム事情もあり、昨季まで守った右翼で先発出場を続けた。
ベッツの来季ポジションを尋ねられたゴームズGMは「数週間前に話し合った。現状では、内野に戻る方向だ」とし「ムーキーはいつも何に対してもオープン。まだしっかりと決まったわけではないから、フォローアップの話し合いをする必要がある。現状では内野に戻るという話をしている」と現時点では内野に再転向するとした。
二塁手か遊撃手かについては「このチームはフレキシブルな形で構成されている。ただ、まだしっかり決まったわけではない。優勝パレードを行い、解散し、今はここにいる。もう少ししっかりと話し合う必要がある。現在の想定では内野だということだ」と明言を避けた。
内野転向がベッツ本人の希望なのかに関しては「ムーキーにとって、勝利が常にナンバー1だ。彼にこれが(チームにとって)最善だ、どこでもプレーするよと言われても驚かない。キャッチャーを務めるのは非現実的だろうけれど(笑)、彼ならそれもやればこなすだろう」とチームの勝利のためならどのポジションもいとわない選手だと指摘。「彼の場合、内野の方が身体への負担が少ないというのもわかっている。だから話し合わなければならないが、ムーキーが素晴らしいのは彼が最も利己的ではないスーパースターだということだ」と語った。
ベッツが骨折で離脱後は35歳のロハスが遊撃で出場する機会が増えたが、左内転筋の故障もありポストシーズンはエドマンが遊撃を守る機会が増えた。ブルワーズの遊撃手・アダメズなど、遊撃の補強については「チームを向上させる術を常に探っていて、フレキシビリティーは助けになる。最優先課題ではないが、良い選手を加える手段があるならオープンでいたい」とした。