ワールドシリーズ(WS)でMVPを獲得したドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が5日(日本時間6日)までに米ABCテレビの人気トーク・ライブ番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演。WSの裏側を振り返った。
フリーマンは10月30日(同31日)ワールドシリーズ(WS)第5戦に「3番・一塁」で先発出場。5回に適時打を放つなど、4打数1安打2打点で勝利に貢献し、チームを4年ぶりの世界一に導いた。WSは第1戦での逆転サヨナラ満塁弾などWS史上初の6試合連続本塁打をマークするなど、5試合で20打数6安打、12打点、4本塁打を記録し、MVPに輝いた。
WS絶好調なフリーマンに戦々恐々とした現地のヤンキースファンの中には、第4戦に「Freddie Please Stop(フレディ、お願いだからもうやめて)」と書かれたボードを掲げる人も。この“切実すぎるお願い”はネット上で話題となった。
スタジオでは、このメッセージボードを掲げたヤ軍ファンの写真が掲示されるとフリーマンは「この日もホームランを打ったから“止まらなかった”ね」と笑顔。司会のジミー・キンメルも「全然君は止まらなかったね。彼が礼儀正しくて良かったよ」とスタジオの笑いを誘った。
と、いうのもWSのヤ軍ファンを巡っては、ワールドシリーズ第4戦で初回裏、ヤンキース・トーレスの右翼フェンス際へのフライをドジャース・ベッツがグラブを伸ばしてキャッチ。ところが、フェンス最前列で観戦していたヤンキースファンとみられる男性2人が暴挙に出た。1人がベッツのグラブをこじ開け、ボールをむしり取ろうと画策し、隣にいたもう1人の男性ファンもベッツの右手をつかんだ。一歩間違えれば負傷にもつながる行動。ファン2人は退場処分になっていた。