昨季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制したアルアイン(UAE)は6日、元アルゼンチン代表FWのエルナン・クレスポ監督(49)を解任したと発表した。
アルアインは5月に行われたACL決勝で横浜を2戦合計6-3で破り、20年ぶり2度目のアジア制覇を達成。しかし、今季のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では5日にアルナスル(サウジアラビア)に1-5で大敗するなど4試合を終えて勝ち点はわずか1。公式戦5連敗を喫していた。クラブは声明でクレスポ氏に感謝を示しながらも「最近の結果は期待に応えていない」と断じた。後任は発表されなかった。
アルアインは昨季ACL優勝により、来年に米国で開催される新方式のクラブW杯出場を決めている。
現役時代はセンターフォワードだったクレスポ氏は、母国の名門リバープレートやセリエAのパルマ、ラツィオ、インテル・ミラノ、プレミアリーグのチェルシーなどでプレー。アルゼンチン代表では96年アトランタ五輪銀メダルや3度のW杯出場など64試合で35得点をマーク。12年に引退して指導者となり、セリエBモデナや母国のクラブ、サンパウロ(ブラジル)、アルドハイル(カタール)などを率いた。