コスプレイヤーPONZUさんが『銀魂』の人気キャラクター、キャサリンのコスプレ写真をSNSに公開した。
緑の着物をまとい、壁に寄りかかってたばこをふかす彼女。憎たらしいけど、どこか憎めないキャラクター性。写真全体から原作愛が溢れ出している。
撮影は1枚目をdolce氏（@dolce156）、2・3枚目はピースメイカー氏（@ren1911a1）がそれぞれ担当した。
まるでアニメからそのまま抜け出してきたような再現度に、SNSでは16万いいね、2.3万リポストを記録している。フォロワーからは「天才すぎるめっちゃ似てる！でも隠しきれない美しさもあって最高！」「そこ攻めるの斬新」「そっくり！今度銀魂の映画にでたらいい！」「キャサリン本人の完成度も凄いし、背景とかシチュエーション含めて完璧すぎて驚きました！！すげぇ...w」「キャサリンが現実に居ただとー！」といった絶賛の声が止まらない。
PONZUさん、そしていつもPONZUさんのウィッグ製作を担当しているというsaku氏（@saku4864）にこだわりを聞いた。
PONZUさん「とりあえず目はどこのメイクよりも原作に寄せるように意識しました。
キャサリンは目に光がないので、真っ黒のカラーコンタクトを探し使用、加工も目に光が少しでも入っているところは光を消しました。
つけまつげはキャサリンの作画をみて、必要な本数にカットして目尻のみに使用しました。
目が大きく二重幅もとても広いキャラなのですが、私の目だと元の二重幅を広くすると元の目のサイズが小さくなってしまうので、そのままのサイズで二重幅を広くするために元の二重のところは全てアイラインで塗りつぶし新たにダブルラインを描きました」
肌のメイクは「ファンデーションの色を黒過ぎず、他の人よりかは浅黒い色になるのを見つけるのに苦労しました。
肌の加工もトゥルトゥルにはせずに肌の質感は残るようにしました。
肌が荒れて汚いイメージを持っている方も多いと思うのですが、私のイメージは"彼女は天人（宇宙人）なので、あくまでスタイル抜群だけど顔の造形がおっさんで、猫耳も萌え要素に消化されていない"なので、
骨格だったりシワだったりの造形以外はモデル:峰不二子なんだぞ、というイメージを推していきたくてこだわらせて頂きました」
saku氏「ウィッグはPONZUの頭にぴったり合うように専用のマネキンがあり、それでいつも作っています。
ウィッグのシルエットは前髪がパッツンだったり揃ったボブなので、セット・制作が簡単そうでシルエットが難しいウィッグなのでそこをこだわりました。
猫耳の造形は、耳は銀魂の絵柄がリアル猫！という感じじゃ無いので、"ふわふわの猫耳"よりサイズ感・質感を"おもちゃみたいな猫耳"にしました」
キャサリンの死んだような目や猫耳、そして表情、躍動感のあるポージングなど細部までこだわり抜かれたコスプレは、PONZUさんの原作愛の結晶と言える。万事屋（よろずや）の前に突如現れたキャサリンのように、見る者の心をつかんで離さない。その再現度の高さは、まさに天人級だ。
（コスプレ図鑑取材班）