宇宙飛行士の若田光一氏(61)が7日、自身のX(旧ツイッター)を更新。無重力環境下ではドジャース・大谷翔平投手(30)を上回る“三刀流”になれると動画で公開し、反響を集めている。
若田氏は「大谷翔平選手の素晴らしい活躍にはいつも励まされます。来年も大谷選手の二刀流での更なる活躍が楽しみですね」と今季の大谷の活躍ぶりを称え、投打二刀流復活が期待される来季にエールを送った。
その上で「地球低軌道を周回するISSでは無重量環境を利用して様々な新たな実験が進められています。野球でも地球上では考えられないプレーがISSでは可能です」とし1本の動画を投稿。「無重量環境下では皆さんも、投げて・打って・守る『三刀流』プレーヤーになれます!」とボールを投げると左手のグラブを手放し、スイスイと打者の方へ移動。今度はバットを握って自身の投げた球を打つと、さらに移動して再度グラブを握り、自身の打った球を捕球する無重力環境ならではの“三刀流”という離れ業を披露した。
また、使用したボールには「いつも大切にしている言葉『夢・探究心・思いやり』をボールに記しました」と付け加えた。
この投稿には「無重力空間では一人野球できちゃうのね。でも忙しい」「めっちゃ楽しそう」「大谷翔平の夢はこれじゃないか?自分の球を打つ、自分と勝負したいんじゃないか?地上で」などと反響が寄せられた。
若田氏は元高校球児で、09年に宇宙で球を投げる姿を撮影した映像を通して巨人―広島戦で始球式を行った。18年にはソフトバンク―楽天戦で地上からの始球式も経験している。