お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん(47)が6日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。「恩人」だという大物について語った。
この日はタレントの熊田曜子と出演。かつて日本テレビ系で放送されていた島田紳助さんと「ダウンタウン」の松本人志がMCを務めるトーク番組「松紳」に呼ばれ、2人に「オモロイ」と言われたことがきっかけで、テレビ出演が増えたという。
ただ、それでテレビに出られるようになったものの、「俺は声が高くて、イカツイ感じだから、パッと見、一発目のインプレッションは面白いんだけど、そのあとにしゃべったことが普通のことが分からないから、会話が成り立たなかったの」とクロちゃん。「MCの人がせっかく振ってくれたのに、きちんと答えられなくて、変な空気になって、毎回、途中から尻つぼみになるから、シュンとなってしゃべりたくなくなって、しゃべる機会もなくなって帰って。そんな感じで、もともとアイドルになりたくて、芸人をよく分からないけどやっていたけど、もう辞めたいと思ってた」と当時を振り返った。
そんな時に、「紳助師匠の野球チームにたまたま誘ってもらうことがあって、そのあと、打ち上げがあって」と回顧。その打ち上げで、紳助さんから「お前らみたいな芸人がバッと来られても全然怖くない。何とも思わないけど、死ぬ気でかかってくる、こいつ死ぬ気でかかってきてる!っていう目の色のやつはおっと思うな」と言われたといい、この言葉に「確かに俺はそういうふうに1個スベったらもういいやってやめて、死ぬ気でやっていないなと思った」と反省。「そこから今、こんなこと言うのも変だけど、1個スベったら、間髪入れずにもう1個言って、まだウケなかったらもう1個言って、何個も言うようになったらポテンヒットみたいに、ちょっとウケたらそれでOKって思うようになったら前ほど怖くなくなったんだよね」と振り返った。
「それで変わった。恩人だよね」としみじみ。今ではクロちゃんの代表作の1つでもある「水曜日のダウンタウン」についても触れ、「松本さん。浜田さんがいて」とダウンタウンの2人のことを挙げ、「あの2人に俺は助けられてるね」と感謝した。