8日開幕のフィギュアスケートGPシリーズ第4戦NHK杯の公式練習が7日 東京・国立代々木競技場で行われた。男子で22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)はSP曲かけで4回転サルコーなど全ジャンプを着氷。習得中の大技4回転ルッツも降り、好調をアピールした。「凄くコンディションが良い状態で練習が積めていて試合自体が楽しみ」と語った。
今大会ではフリップ、サルコー、トーループ2本の4回転3種4本構成となるが、年明けにフリー投入を目指す4回転ルッツをあえてチャレンジ。 ジャッジの方だったり、選手の方が見ていた。これはやるしかないかなと。自分自身のためでもあるし、今後挑戦していくうえで4回転ルッツが入れる意欲があるとアピールする部分でも大事だと思った」と話した。
昨年は初優勝し、連覇が懸かるNHK杯。「(今季GP)4戦目で、やっと僕は1戦目。最初の3戦を見てレベルの高い戦いを見ている」とはやる気持ちを抑え、ミラノ五輪プレシーズンだけに「五輪に向けて存在をアピールしたい」と意気込んだ。