ロッテの田中晴也投手(20)が7日、ZOZOマリンスタジアムで行われている秋季練習に合流し、プロ3年目となる来季の目標に開幕ローテーション入りを掲げた。
6月1日の阪神戦で1軍デビューし、5回2失点でプロ初勝利。最終的に4試合20回を投げて1勝1敗、防御率1・80と、高卒2年目としては上々と言える結果を残し、「自分が思ってるよりも早く1軍で初登板できましたし、そこで1軍のベースを知れたので、活躍するための課題だったり、土台作りを早い時期から取り組めた。2年目にしては凄く良い経験ができた」と振り返った。
3年目の来季に向けての課題は明確だ。「クイックのところをもう1度見直すこと、自信を持って投げれる変化球1つ以上覚えること、あとはストレートの平均球速を上げれるようにやっていきたい」。最速155キロの直球が武器で、フォーク、スライダーも投げるが、「まだ1軍の場で空振り率が高くないので、より良くっていう形でやっていきたい」と、変化球に磨きをかけていく。
この日は先輩投手たちに交じって投内連係の練習などに汗を流した右腕は「まずは、しっかり良い形でキャンプインして、開幕ローテーションに入ることが一つ目の目標。その中で1年間1軍の舞台ででしっかり活躍し、1年間1軍で投げ切るっていうのが目標です」と来春を見据えた。