今季のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が7日、都内で行われ、特別賞は2年連続3度目でドシャース・大谷翔平投手(30」が受賞した。
選考委員会では史上初の「50・50」(50本塁打、50盗塁以上)をマークした上、本塁打王にも輝いた大谷について、特別賞授与が決定。同委員会では「米国の中でも最も人気のある素晴らしい選手になった」とこちらも即座に決定。さらに「毎年、大谷選手に特別賞を授与することになるのでは」とジョークも飛び交ったという。王座長は「皆の期待に応えるのではなく、期待を超えちゃう活躍をして、メジャーでも毎年強いインパクトを与えている。米国の選手に“参った”と言わせたのは大谷君が初めてだと思う」と絶賛。
さらに「本賞(正力松太郎賞)は大谷の意見にならないのか」という質問が出た。
同賞はプロ野球セ・パ両リーグの競技者対象との内規に照らし合わせた上で、選出は不可能としながら、王座長は「逆にいうと彼の活躍はずっと続いていて、例えば正力賞になったら、来年も正力賞になる」と発言。門田委員も「王さんも正力賞は日本球界のものだと、はっきりおっしゃっていた。だから何年も特別賞が続いていまして…。王さんが言ったように仮に正力賞を大谷選手に挙げたら、今後10年間大谷さんがなるまもしれない」とジョーク交りに明かした。
▼大谷翔平 昨年に引き続き3度目の正力松太郎賞の特別賞を受賞できてうれしく思います。今シーズンは移籍初年度でしたが、家族、首脳陣、選手、スタッフの皆さん始め多くの関係者に支えられて、チームとしてはワールドチャンピオン、個人としても1年間試合に出続けて成績を残すことができました。来シーズンは開幕戦が東京ドームで行われ、久しぶりに日本のファンの皆さんの前でプレーできるのを楽しみにしています。