J3鳥取は7日、元日本代表MF長谷川アーリアジャスール(36)が今シーズン限りで現役を引退すると発表した。今月17日に行われる明治安田生命J3リーグ第37節金沢戦の試合終了後に引退セレモニーを実施することも合わせて発表された。
長谷川はクラブを通じ「2024シーズンをもちまして、現役を引退する事にしました。2007年、横浜F・マリノスからプロサッカー選手としての人生が始まり、FC東京、セレッソ大阪、スペインのレアル・サラゴサ、湘南ベルマーレ、大宮アルディージャ、名古屋グランパス、FC町田ゼルビア、そしてガイナーレ鳥取と9クラブでプレーさせていただきました。サッカーを通して多くの人に出会い、たくさんの仲間、さまざまな地域の皆様に支えられたからこそ、ここまで長く現役生活を送れたと思っています。本当にありがとうございました。この18年間は僕の財産です。チームが決まらず半年間待ち続けた時も、SHIBUYA CITY FCをはじめ、家族、どんな時も変わらず応援していただけるファン、サポーターの皆様のおかげでサッカーを諦めずに続けることができました。そして、そんな僕を拾ってくれたガイナーレ鳥取には感謝してもしきれません。もう一度プレーできるチャンスをいただけて、心の底から嬉しかったのを覚えています。残りリーグ3試合。ホームで2試合戦えます。ぜひスタジアムに足を運んでいただきチームを、応援してください。
必ずプレーオフに行きましょう!!最後になりますが、僕のプレーも見に来ていただけたら嬉しいです。
それでは、またスタジアムで会いましょう」とコメントした。
◇長谷川 アーリアジャスール(はせがわ)1988年(昭63)10月29日生まれ、埼玉県鶴ヶ島市出身の35歳。父がイラン人で母が日本人。横浜ユース出身でトップ昇格した07年に開幕先発デビュー。12年にFC東京、14にC大阪に完全移籍。15年7月にスペイン2部サラゴザに移籍し、16年3月に大宮に加入。その後は大宮、名古屋、町田(当時J2)でプレーし、23年にJ3鳥取に加入。日本代表はU―15世代から各年代で選出され、A代表は出場なしもザックジャパン時代の12年に初招集。J1は251試合、J2は97試合、J3は34試合に出場。1メートル86、74キロ。