今季のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が7日、都内で行われ、DeNAをリーグ3位から98年以来、26年ぶり3度目の日本一まで導いた三浦大輔監督(50)が初受賞した。球団では98年の佐々木主浩以来、26年ぶり2人目。メジャー史上初の「50―50(54本塁打、59盗塁)」達成のドジャース・大谷翔平投手(30)が2年連続3度目の特別賞に決まった。
ドジャース・大谷が2年連続3度目の特別賞を受賞。「特別賞を受賞できてうれしく思います。多くの関係者に支えられて、チームとしてはワールドチャンピオン、個人としても1年間試合に出続けて成績を残すことができました。来季は開幕戦が東京ドームで、日本のファンの皆さんの前でプレーできるのを楽しみにしています」とコメントを寄せた。
王座長は「皆の期待を超えちゃう活躍。米国選手に“参った”と言わせたのは大谷君が初めてだと思う」と絶賛。「正力賞は大谷、との意見が出たか?」との問いにはセ・パ両リーグの競技者対象との内規から選出は不可能と否定したが、門田隆将委員はジョーク交じりに「仮に大谷選手にあげたら、今後、10年間、大谷さんがなるかも」と言って笑わせた。