海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す巨人の菅野智之投手(35)が7日、川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、「昨日、(申請書類を)出しました」と明かした。
今季は15勝3敗、防御率1.67。最多勝と最高勝率の2冠に輝き、4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。ポスティングシステムで目指した20年オフは契約合意に至らず、4年ぶり再挑戦。GM会議に出席したパドレスのA・J・プレラーGMはロッテの佐々木だけでなく、35歳右腕の獲得にも前向きだった。
「多くの実績を残し、経験のある投手。東京ジャイアンツのエースということは、最大のステージで投げてきたということ。私たちは準備を進めている」。移籍先候補にはレンジャーズ、エンゼルス、ブルワーズ、メッツが挙がっているが同GMは「数年前にも渡米(メジャー移籍)をもくろみ、彼にはその当時からなじみがある」とした。
すでにドジャース・ベッツらと同じ代理人事務所「VCスポーツグループ」と契約。12月に渡米を予定している。