元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が8日、自身のSNSを更新。日本維新の会の次期代表について言及した。
日本維新の会の馬場伸幸代表は6日、衆院選で議席減に終わった結果を踏まえ、17日告示の代表選に立候補せず退任する意向を表明した。自身のX(旧ツイッター)に投稿した。党内で馬場執行部に対する不満や党首交代論が高まっていた。
後任には吉村洋文共同代表(大阪府知事)を推す声が上がっており、代表選の動きが本格化する。来年夏の参院選に向けて党勢の立て直しを急ぐ。
藤田文武幹事長は7日の記者会見で、衆院選について「結果を出せなかった責任を感じている」と述べ、新代表を選出する12月1日の臨時党大会に合わせて幹事長を退く考えを示した。自身の代表選立候補も否定した。
衆院選で維新は公示前43議席から5減の38議席だった。比例代表得票が2021年衆院選と比べて300万票近く落ち込み、約510万票にとどまった。選挙後、党規約に従って代表選の是非を所属議員らに電子投票で問い、賛成696票、反対56票だったとして6日の常任役員会で実施を決めた。
橋下氏は「維新代表選で立て直しなるか…吉村大阪府知事の出馬求める動き」と題された記事を引用し、「政策を語るだけではダメで、政策を実行した者が評価される原点に戻って欲しい。第一は首長か与党地方議員。維新の国会議員が評価されるには、首長を選挙で獲って協働で政策を実行した場合となって欲しい」と自身の考えをつづった。