体操男子日本代表の監督としてパリ五輪団体金メダルなどに導いた水鳥寿思氏(44)が9日、出身地・静岡市から「静岡市市民栄誉賞」を授与された。
水鳥氏は現役時代にはアテネ五輪の団体金メダルに輝き、代表監督就任後はリオからの五輪3大会はじめ世界大会で計54個のメダル獲得に貢献した功績が高い評価を受けた。同賞の授与は18年9月、漫画「ちびまる子ちゃん」の作者・さくらももこさん以来2人目。
この日、静岡市役所での授与式に出席した水鳥氏は「多くのメダリストが市民栄誉賞などを受賞していますが、監督としていただけるとは。まさか、と思いました」と喜び、選手の頑張りや地元はじめ多くの応援に感謝した。
代表監督はパリ五輪で退任も、引き続き、日本体操の強化などに力を注ぐ構え。「培った経験、知見を生かし、これからも日本スポーツ界の発展に貢献していければ。努力を続けます」と視線を前に向けた。