パドレスのダルビッシュ有投手(38)が8日、エスコンフィールドで行われている古巣・日本ハムの秋季キャンプを訪れ、ナインを激励した。
帰国後、空港から球場に直行。自身が所属したころの札幌ドームから移転した新本拠の雰囲気を味わった。古巣を激励に訪れるのは、2016年2月の米アリゾナキャンプ以来。ベンチ裏では昨年のワールドベースボールクラシック(WBC)をともに戦った伊藤大海と談笑するなど、旧交を温めた。
14時過ぎにTシャツ、短パン、ニット帽姿でグラブを片手にグラウンドに登場。1学年先輩で、ともにプレーした宮西とともに右翼付近でウォーミングアップすると、観客から拍手が沸き起こった。
日本ハム在籍の7年で93勝をマーク。2012年からメジャーに活躍の場を移した。「日本ハムファン」を公言し、常にチームの動向を気にかけてきた右腕。球場内のグッズ売り場で買い物し、光景を見かけたファンが騒然とする場面もあった。
ダルビッシュは今季、5月19日(日本時間20日)のブレーブス戦で日米通算200勝を達成。左足の股関節痛のため負傷者リスト(IL)入りし、「家族に関する個人的な事情」で制限リスト入りなどもあったが、シーズン終盤に戦線復帰すると9月だけで3勝をマーク。9月27日(同28日)のダイヤモンドバックス戦で黒田博樹に並ぶ史上最多の日米通算203勝を記録した。