お笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶ(45)が7日放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」(木曜後11・17)にVTR出演。若手芸人の悩みに答えた。
番組では久保田の持ち込み企画として、お笑いタレントの永野ともに若手芸人の悩みに解答。今回は「ガクテンソク」よじょうが、「THE SECONDで優勝させてもらってメディア露出が増えたが、この先ずっとテレビに出て行けるのか?」という悩みをぶつけた。
これに久保田は「方法はそれだけじゃない。俺からしたらまだVHSでビデオを見ているような感じにしか聞こえない」とバッサリ。「何がしたい?どの評価が欲しいですか」という永野の問いに、よじょうは「有名になってお金を稼ぎたい」と答えた。
すると久保田は「ぼんやりしてる。テレビのひな壇に座っとくだけでいいんでしょ。じゃあこれが今のテレビでどうなってるか。ひな壇に座ってしゃべらない老害タレントがただお金をもらって帰るだけ。そうなりたい?」と畳みかけた。
永野も「それが今"有名"ということ。ちょっと(よじょうの)テレビ観が古いかも。今テレビに出てる人は『なんでもやります』みたいな空っぽの人が出てる。目が空っぽじゃん」と独特の表現で分析すると、よじょうは「どういうこと?」と困惑した。
さらに「心を殺せますかって聞きたい。そしたら有名になるチャンスはあります」という永野に、久保田は「まだ選択肢はある。心は殺しても魂は残ってますって言えますか?」と強調したが、よじょうは「はあぁ…」と苦い表情に。
見かねた永野が「案外バカに出来ない。配信とか、今本音を言える場所」と"軌道修正"すると、久保田はかつての炎上事件を振り返り、「SNSとかいろんな媒体で発信して、よじょうを分かってもらう。自分も炎上してからYouTubeに力を入れだして、久保田ってこんなところもあるんだって分かってもらえた。世間の目は、昔よりも燃えてる所に向いている。そのうちにテレビ以外の場所を探すことも大事」と伝えた。
また永野も「変に(テレビ業界から)落とさないでくれって思わないほうがいい」とアドバイス。「振り落とされないためにテレビマンにアレをやれ、コレをやれと言われる。だったら落ちたって、実力あったらまた変わってくる。だってみっともない、あんな風にしがみついて…」と呆れた。
さらに「(収録が)終わったあと飯食いに行って、共演者と写真撮ったりとか、無様じゃんああいうの」という永野の止まらない毒舌に、久保田は心当たりがあるのか、思わずうつむいて笑いをこらえながら「それはまあ、いろいろある」と"大人な意見"を添えていた。