浦和のマチェイ・スコルジャ監督が8日、広島戦(10日、埼玉)に向けてのオンライン会見に臨んだ。
広島戦では今季初の3試合連続無失点がかかる。「ボールを失った時のリアクションが大事になってくると思う。切り替えは広島の長所だと思っている」と語り、「広島はクロスを多用するチームなので、パシエンシア、アルスラン、そして加藤などをペナルティーエリア内でしっかりと抑えないといけないと思う。このような危険な攻撃の選手がいるので、クロス対応のところを気を付けないといけない」と広島の3選手を警戒した。
広島は優勝争い、浦和はJ1残留へ落とせない一戦となる。「私が就任してから最も厳しい試合になると思う。そして両チームとも違った理由から勝たないといけない試合になっている。両チームとも勝ち点を取ろうとすると思う」。広島戦のチケット総発券数は4万4000枚を超えている。「広島戦は浦和にとって今季の苦い味になっているシーズンに少し砂糖を加えることができるチャンスでもあると思う。ホームで多くのサポーターが駆けつける中で、しっかりと高いモチベーション、いい姿勢でプレーして、いい内容とともに結果もサポーターの方々に届けたいと思う」と意気込んだ。
今季限りで現役を引退するFW興梠慎三にも言及。6月のC大阪戦を最後に16戦出場なしだが、スコルジャ監督は「慎三は非常に大事な選手であり、私もとてもリスペクトしている。今シーズン中に彼が必ずピッチに立つという約束は実行したいと思っている」と話した。