◇第49回社会人野球日本選手権準決勝 JFE西日本2―4トヨタ自動車(2024年11月8日 京セラD)
JFE西日本は準優勝した2018年以来の決勝進出を狙ったが、トヨタ自動車に惜敗した。3回に鳥井凌のランニング本塁打で先制。1―1の4回には内野ゴロの間に再び勝ち越し点を挙げるなど、トヨタ自動車先発の好投手・嘉陽宗一郎から2度のリードを奪った。
しかし、5回2死一、二塁で救援した2番手の岩本龍之介が適時打を浴びて同点。8回には3番手の岩本賢志が四死球で2死一、二塁を招き、代わった津山裕希が決勝の2点二塁打を許した。
以下は試合後の内田聡監督との一問一答。
―試合を振り返って
「7四死球、2つのエラー、ワイルドピッチ2つ。昨日、そういうことがないようにしのぎたいね、って言っていて、4点で済んでよかったです。ああいうのをやっていると勝てないですね。特に全国では」
―投手が交代した直後に打たれてしまった
「若いピッチャーがよく投げてくれましたね。いい経験になったと思います。(2番手の新人・岩本龍之介は)ちょっと調子が良くなかったみたいで。いつもいつも良かったら優勝したんだけど」
―最後は主戦の津山が決勝打を浴びた
「なかなかイニングの間で行くってことは今シーズンはなかったんで、(イニングの)頭からっていうふうに言ってたんですけど、本人には申し訳ないなと」
―打たれたタイムリーは2本ともフルカウントから
「カウント悪くするとバッターも打ちやすいんで。ピッチャーには、“3球投げたら1ボール2ストライクに追い込め”と言っているんですが。自分の有利なカウントで投球していくんだって話したんですけど、今日はそれがなかなかできなくて」
―攻撃では、2度のリードを奪った
「嘉陽君が相手でも受け身にならずにね。ひるんだりすると絶対打てないと思っていたんで、積極的にどんどん振っていこうって言っていた。(嘉陽は)たぶん調子が良くなかったと思うんですけど、振っていくっていう姿勢と、当たったら力あるなっていうのを示せたんで、おそらく注意しながら投げていたんじゃないかな」
―来年に向けて
「来年の夏、本当に旗を取りに行こうっていう中で、今大会はそのステップで必ずベスト4以上を取って、いいステップアップしていくために階段をしっかり1段昇ろうっていう話をしていた。そういった意味では、来年に向けていい経験値が得られたんじゃないかな」