前中日コーチの荒木雅博氏(47)が、高橋慶彦氏(67)のYouTube「よしひこチャンネル」に出演。落合政権1年目の中日で一緒にプレーしたスーパータフ右腕のエピソードを開かした。
オープン戦で試合終盤に投げる投手が足りなくなるアクシデントが起きた。
途中交代で上がっていた荒木氏がベンチ裏にいると、投手コーチが「紀藤いただろう?」とベテランの紀藤真琴氏を探しに来た。
登板予定のなかった紀藤氏はもう練習も上がってサウナに入っていたが、「悪い!行ってくれるか?」と頼まれると「分かりました」とユニホームを着てマウンドに向かったという。
そのとき、紀藤氏は39歳の年。若い荒木氏は驚いたが、紀藤氏は「バカにするな!俺は広島だぞ」と涼しい顔をしていたという。
17年間在籍した広島では中継ぎエースも先発ローテーションも経験している。
荒木氏は「スーパータフガイ。この人好きって思った」と、紀藤氏の男気を称えていた。