メッツからFAとなり、来季も米国でのプレー継続を目指している藤浪晋太郎投手(30)が8日(日本時間9日)、プエルトリコのウインターリーグで初登板を果たした。ヒガンテスの先発として阪神時代と同じ背番号「19」を背負ってレオネス戦に登板し、3回2安打1失点。3三振を奪い、持ち味である球威を誇示した。
初回に二塁打と自らの暴投で1死三塁とされ、中前適時打を浴びて1点を失った。それでも続く打者を二ゴロ併殺に仕留めると、以降は立ち直った。2回は三振、三飛、三振。3回も3者凡退に抑え、役割を終えた。
すでに来季について「基本はそうです」と米国でのプレー継続を希望し、メジャー球団スカウトへのアピールを期してプエルトリコのウインターリーグに参戦している藤浪。代理人を務めるスコット・ボラス氏は6日(日本時間7日)に取材対応した際に、「(複数の)チームが彼の投球に興味を示している。リリーフ投手のマーケットはFA戦線の後半に動くものだ」などと話していた。