◇第49回社会人野球日本選手権大会決勝 トヨタ自動車3―0Honda(2024年11月9日 京セラD)
トヨタ自動車がHondaとの決勝を3―0の完封勝利で制し、22年以来2年ぶりの優勝を決めた。7度目の優勝は、住友金属に並ぶ大会史上最多となった。
初回1死一、二塁で4番の逢沢崚介が右翼席への先制3ランを決めて主導権を握った。
決勝の先発を託された最速149キロ左腕の増居翔太は、今大会2度目の完封勝利を挙げた。3―0の6回2死一、三塁では144キロ直球で右飛に仕留めて踏ん張り、胴上げ投手に輝いた。
Hondaは、本田技研時代の85年以来39年ぶり2度目の優勝を逃した。
▼トヨタ自動車・藤原航平監督
――心境は
「都市対抗で連覇を目指したが2回戦敗退。この日本選手権で日本一になると思ってやってきた。素直に大変嬉しいです」
――史上最多に並ぶ7度目の優勝。
「諸先輩方から引き継いでくれた伝統ですので、大変誇りに思います。今年は今年で日本一を目指してきたので嬉しく思います」
――快勝だ。
「増居が福井とのバッテリーで強力打線を攻めてくれた。主将・逢沢の一発も本当に大きかったです」
――増居が完封
「押し切れるところまで押し切ってもらおうと。最後まで投げきったのは彼が素晴らしいなと」