お笑いコンビ「ずん」飯尾和樹(55)が、9日放送のフジテレビ系「相葉◎×部」(土曜後4・30)に出演し、34年来の付き合いという人気芸人との大ゲンカについて語った。
相方やパートナーからの13文字の短い手紙をヒントに、思い出の地を探す「一筆啓上部」の企画に登場。同じ事務所で同期の「キャイ~ン」ウド鈴木(54)からの「あの時は本当にゴメンなさい」というメッセージを元に、2人の思い出の場所を探した。
ともに浅井企画に所属。ウドが入所した半年後、事務所の面接を受けたのが飯尾だった。「体育会系だったんですよ。“はい!はい!はい!”って返事をしていたら、“お前、返事がいいな”って。それで入れた」。事務所スタッフからは「半年前にも返事がいいやつが入ってきた」とも言われたという。「やったの、ウド鈴木ですよ。ウド、必死に返事していたみたい。“お前、返事がいいな”って」と明かした。
当時から、お互いの部屋を行き来するほどの仲良しだったが、飯尾は「出会って半年後くらいに、初めてケンカしたところがある」と打ち明け、東京・新宿のゴールデン街方面へ足を運んだ。脇の遊歩道で、ウドと取っ組み合いのケンカをしたという。
ウドの当時の相方“岡ちゃん”と3人で飲んでいたが、2人の話が熱くなったところで飯尾が仲裁。ところが、これが逆効果になってしまったという。「“岡ちゃんの気持ちは…俺が一番分かってるんだよ!”って言い返してきて、いきなり。俺も“何だ?”ってなって、今度はウドと俺がケンカになっちゃった。取っ組み合いになっちゃって」と懐かしんだ。
またある時は、クリスマスの夜に大ゲンカをしたという。20代半ばのころ、お互い恋人はいなかったが、友人に呼ばれて幸せなパーティーに参加。2人でタクシーで帰宅したという。その帰り道だった。「“俺たちも家族持ちたいな。その前に嫁さん、その前に彼女だな”って言って。楽しくて、タクシーで帰ってきたんですよ」。そんな話をしている中、ウドがある行動に出たという。「ウド鈴木っていうのは、うれしい感情があふれると、人のことをつねるんですよ。それが痛くて」。お互い、反撃し合っているうちに、ケンカに発展。飯尾は「首投げですよ。冬のこのアスファルトに」と振り返った。
馬乗りになられ、負けを覚悟した飯尾は「おい、殴れよ」と吐き捨てたという。するとウドは「大事な親友を…殴れるかよ!」と、青春ドラマのような一言。ところが…。「俺をたたき付けたんですよ、冬のアスファルトに」と、ウドの一致しない言動にツッコミを入れていた。