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ロッテが朗希のメジャー挑戦を容認したワケ 球団にメリット少なくても…「思いの強さとか総合的に判断」

スポニチアネックス 2024年11月9日 18時13分

 ロッテは9日、佐々木朗希投手(23)が大リーグ球団へ移籍するのためのポスティングシステムを申請する方針を固めたことを発表した。海外FA権を持たない選手が大リーグ移籍するための制度で、申請手続き後に全30球団に告示され、入団交渉が可能になる。

 松本尚樹球団本部長との主なやりとりは下記の通り。

 ――佐々木のメジャー挑戦を容認。その理由は。

 「ずっと以前から言っていたように、入団当初から毎年その都度いろいろ話してきまして、今年で5年ということで、いろんな話を総合的に判断して今年容認しました」

 ――このオフの交渉ではどんな話を。

 「毎年思いは一緒なんですけど、とにかく早く行って勝負したいと。若い年齢で勝負したいとはずっと入団当初から言っていましたので、そういう話をずっとやってきた。最終的には総合的にこちらも判断して今年容認しました」

 ――マイナー契約しかできず、譲渡金も少ない。球団のメリットは少ない。

 「そこは意識せずに本人とずっと話してきましたので、それは別として本人の思いの強さとか、最終的に判断して容認した形ですね」

 ――この段階でファンの方の理解を得るのは難しい部分もあるのかなと思うが。

 「本当に戦力的にはね、痛いですけど、ただ、本当に本人のね、強い思い、それを僕自身5年間聞いてきましたんでね。最終的にはその思いを持って判断しました」

 ――球団としても夢を応援するというか、そういった形に?

「日本代表でもありながら、ロッテの代表でもありますので、世界で頑張ってほしいですね」

 ――この5年間、トータル的に見た評価は。

 「いろんな見方があると思うんですけど、本当に本人はいろんな思いを持ってしっかりとね、野球に取り組んでましたんで、その姿は僕もずっと見てました。そういう意味では、ここで決断しましたんでね。頑張ってほしいですね」

 ――今年ここまで成績を残せたらとかボーダーはあった?

 「まったくないですね、まったくなく本当に5年間の話の内容をすべてを考えて判断したという形ですね。細かいことを言ったらいろいろあるんですけど、言ったらキリがないのでとにかく総合的に判断するようにしました」

 ――今年10勝したが、それは多少判断の材料になったか。

 「それはまったく関係なく、本当に1年1年の話だったので、今年ね。立派に2桁勝ちましたのでね。これは話は別ですけど、そういう意味では本人は頑張ったと思います。頑張ってくれたと思います。この1年」

 ――去年から今年1月のオフの段階で行きたいという話はあった?

 「本人は1日でも早くという若い時に行きたいという話だったのでその思いが年々強くなっていったという話だったのでその思いが年々強くなっていったということだと思いますね。去年。また今年もその思いが強くなったということですね」

 ――チームにとっては戦力的にダウン。

 「そこの準備はしっかりしていますので、その辺も含め決まりましたら、補強が決まりましたら、みなさんに報告させていただきます。準備はしっかりしていますので大丈夫です」

 ――ドラフトで投手はあまり補強しなかったが。

 「ピッチャーのところは今年、田中晴とか若いピッチャーいるんですよ。外国人も補強する予定なんで、ドラフトに関しては野手中心に、とにかく打撃を中心にいった。ピッチャーの方は中森とか晴也にしても…」

 ―――ドラフトではピッチャーを上位で取らなかった。

 ピッチャーのところは、今年田中晴也とか若いピッチャーいるんですよ。で、外国人もピッチャー補強する予定なんで、ドラフトに関しては野手中心にいったと。とにかく打撃の方を中心にいったんです。ピッチャーの方は結構若い、中森にしても晴也にしても、外国人もピッチャー補強しますので、ベテランの石川であったり唐川であったりいますんで、その辺はしっかり考えてドラフトは野手中心でいったっていうことです。外国人のピッチャーは補強する予定です

 ――メルセデスなど外国人は。

 外国人も含め先発のところは考えてるんで状況を見ながら。間違いなくピッチャーは2人は取ろうかなと思ってます。外国人のピッチャーは。具体的にはまだ言えないですけど、それで決まったら報告します。

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