◇フィギュアスケートGPシリーズ第4戦NHK杯最終日(2024年11月9日 東京・国立代々木競技場)
男子は22年北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が合計300・09点で連覇を飾った。
前日(8日)のSPは105・70点で首位発進。2位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)と2・74点差でフリーに臨んだ。
冒頭の4回転フリップは転倒したものの、続く4回転サルコーを決めて立て直した。フリップ以外は大きなミスなくまとめ、大差でタイトルをつかんだ。フリー194・39点、合計ともに今季自己ベストだった。「凄く悔しい。フリップを転んでしまって」としながらも、「でも、その後しっかり他の4回転をきれいに降りられたのでそこは良かった。失敗してからも他のジャンプで気持ちを立て直せた。心の部分が成長した証だなと思う」と話した。
三浦は冒頭のトリプルアクセルでバランスを崩すと4回転トーループで転倒。ジャンプで精彩を欠いて合計240・38点で6位に後退した。
SP3位の壷井達也(シスメックス)は4回転2本を決めるなど奮闘し、自己ベストの合計251・52点で3位に入った。