フジテレビ「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)が9日に放送され、多くのアスリートが命をかけて舞台に立っていることを明かした。「スポーツ山あり谷あり」の企画で明らかにされた。
日本選手最多タイ6度の夏季五輪出場を誇る飛び込み男子の寺内健氏は、大会朝の独特のルーティンを激白。「飛び込みは結構危険な競技なので、万が一のこと、命を落とすかもしれないっていうのがある」とし、試合の日の朝はホテルなどを出る際にはベッドメイキングを施し、部屋も整理整頓することを明かした。「何かあったあとでも、寺内の部屋は奇麗だったなと思われるように。何があっても恥ずかしくないように」と続けた。
これに大きくうなずいたのが、12年ロンドン五輪柔道男子100キロ級代表の穴井隆将氏。「分かりますね」と同調し、「柔道は武士道の精神ですから。武士は戦に出る前、身なりを整えて死に際を奇麗にということでやってましたので、分かります」と語った。
また、ラグビー元日本代表の田中史朗氏も「死ぬ覚悟で(試合に)行ってるので、奥さんに僕が死んだら新しい人を見つけてなっていうのは言ってます」と明かし、「奥さんはそんな言わんといてって泣きながら“頑張ってね”って言う」と夫人とのやりとりを回想した。