フリーアナウンサー徳光和夫(83)が9日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演し、DeNAがソフトバンクを破って日本一に輝いた日本シリーズを振り返った。
セ・リーグ3位ながら同2位の阪神、優勝の巨人を連破したDeNAは、パ・リーグを貯金42、勝率・650と圧倒的な強さで制し、シリーズに駒を進めたソフトバンクと対戦。開幕2連敗からの4連勝と、ポストシーズンで輝いた。
徳光は「驚きはしませんでした。とにかく3勝2敗になった時点で驚かなかった」と回想。「DeNAは短期決戦で、ソフトバンクを裸にしたなって感じです」と分析した。
ポストシーズンに入って、DeNAの戦い方が変わった印象だという。「筒香選手が言っていましたけど、全員が勝利の方向を向いていたし、これだけベンチの中で全員が同じように話し合う。つまり“あのピッチャーはこうだ”、“この打者はこうだ”と、ソフトバンクの選手に対してね。そういう話し合いみたいなことは、ペナントレース中はなかったけど、この日本シリーズではそれが常にダッグアウトの中であったという」。また、桑原将志外野手が、2連敗後にナインに厳しい言葉でげきを飛ばしたことにも触れ、「みんなが勝利のために何をしたらいいかということを考え、口に出すようになったと。それがつまり、4日間に凝縮されていたみたいなところがあって」とも話した。
神奈川県茅ヶ崎市在住の徳光は、「神奈川県人でジャイアンツファンが、ちょっと肩身狭いなっていう感じになるほど、神奈川県茅ヶ崎市なんか行くと、DeNAの格好をした人が多いですからね」と実感を口に。「それくらい、フランチャイズ制になりまして、見事にDeNAは神奈川県に根付いたなって気がしますね。我がチームって感じだもんね」とも話していた。