◇グランプリ（GP）シリーズ第4戦 NHK杯最終日（2024年11月9日 東京・代々木競技場）
女子は世界選手権3連覇中の坂本花織（24＝シスメックス）がショートプログラム（SP）に続きフリーでもトップの152・95点をマークし、合計231・88点で3年ぶりに優勝した。2位に千葉百音（19＝木下アカデミー）、3位に青木祐奈（22＝MFアカデミー）が入ってNHK杯では16年ぶりに日本勢が表彰台を独占した。
昨季の四大陸選手権優勝の千葉は、安定感のあるジャンプと豊かな表現力で準優勝を飾った。「ノーミスできた自分を褒めたい。2位以上の結果でホッとしている」と言う一方で、世界女王の坂本の演技を目の当たりにして「スケーティングが自分の強みと言うにはまだまだ」と反省を忘れず。ファイナル初出場が懸かる第6戦中国杯へ向け「自分がやるべきことに集中したい」と静かに闘志を燃やした。