◇ロッテ・佐々木 ポスティングシステムで今オフメジャー挑戦へ
米メディアによれば、本来なら最低でも総額2億ドル(約306億円)以上の価値があるとされる佐々木だが、大リーグでは16年12月以降、25歳未満の海外選手はマイナー契約しか結べなくなった。また、その獲得総額は1年間で球団ごとに制限されている。
前年の成績や直近シーズンの契約金総額によりチームごとに総額が決められる。現行のポスティングシステムでは、マイナー契約の譲渡金は契約金の25%。仮に佐々木の契約金が、大谷が17年にエンゼルスとマイナー契約した際の231万5000ドル(当時約2億6000万円)と同程度ならば、ロッテへの譲渡金は約8900万円となる。
≪大谷はマイナー契約で1年目MLB最低年俸≫17年オフにポスティングでメジャー挑戦した当時23歳の大谷はエンゼルスとマイナー契約を結び、キャンプは招待選手として参加し、開幕前にメジャー契約に昇格した。1年目はメジャー最低年俸の54万5000ドル(当時約6160万円)。3年目までは年俸が抑えられ、3年目終了後に年俸調停を回避し2年総額850万ドル(同約9億円)で契約し6年目は年俸3000万ドル(同約44億円)。6年目を終えてFAとなり、プロスポーツ史上最高の10年総額7億ドル(決定時約1015億円)でドジャースに移籍した。