阪神の高橋遥人投手(29)が9日、西宮市の鳴尾浜球場でリハビリを開始した。愛知県内の病院で「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」を終え8日に退院。昨年6月の「左尺骨短縮術」で埋め込んだプレートを除去し「取ったものを見ると大きいな、ネジも長いなと。これを取ったら、もう少し動くんじゃないかと。まだ全然動かないが、少しずつ可動域を広げていきたい」と話した。
傷口がふさがっていないため、当面は激しい動きはできず、この日は左腕の肘から手首までのこわばった部分をほぐし、むくみを取るなどした。今回が5度目の手術となったが、「(手術は)これで終わりにしたい。復帰はいつ頃とか考えられる状況じゃない。開幕とかそういう立場でないですし、投げられる時に競争に入っていきたい」と前を向いた。