俳優の森田剛(45)が10日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。大物俳優の撮影現場での行動に不満をもらす場面があった。
映画「雨の中の慾情」(29日公開)で共演した俳優の竹中直人、成田凌と出演。同作はほぼ全編台湾ロケで撮影されたもので、3人も約1カ月、台湾に滞在して撮影を行ったという。
この日、竹中は口笛を吹きながら登場。成田が「5年前ぐらいでしたっけ。その時に“ああ、竹中さんこうなんだな”って受け入れてたから、竹中さんと言えばって」ともらすと、今回が初共演となった森田も口笛。いつも撮影現場で竹中の口笛が響いていたことが明かされた。
台湾での撮影を振り返り、森田は「俺の印象は成田くんは毎日キツそうだったね。だから話しかけられないし、遠く見守ることしかできなかった」と話すと、成田も「大変なシーンも多かったし。自分的には、勝手に森田剛さんは俺の気持ち全部分かってくれてるって思ってました」。森田は「全然分かってなかった。ツラそうだなってだけ。大変だなって」と苦笑すると、成田は「確かに、苦しそうにちゃんと現場でしちゃう派なんですよね。無理に明るくとかできない。キツイものはキツイ」と笑った。
そんな中、竹中は「俺は静かな現場が苦手。何か音を鳴らしてないとダメだからっと口笛吹いてた」と現場での口笛の理由を説明。「迷惑だった?」とたずねると、森田は「いやいや、なんか…」と口ごもりつつ、「最初“うっせーな!”って思って。ギリギリまで吹いてるから“うるせーな!”って」とぶっちゃけた。
森田の言いっぷりに、竹中は意外な反応を示し「ありがとう。ありがとう。うれしい、うれしい」と感謝。森田が「あれが景色と一緒になって、心地よくなってきたんですよ、あるときから」とフォローすると、竹中は「気を遣ってくれてありがとう。俺、絶対“うっせーな!”って思っているやつがいると思うんだもん。うるさいもん。“ピーピーよ!”って」と苦笑いを浮かべた。
さらにトークが進む中、森田は自身の趣味として「僕は植物が好きですね。盆栽じゃなくて、アフリカ系といいますか、砂漠系のサボテンとか多肉植物とか」と告白。すると、竹中が「ベランダからサボテン落としてどんな落ち方するのかなって、それだ!って、自分の芝居に取り入れて…って」と悪ノリ。「そういうことじゃないですよね。ごめんなさい」と平謝りすると、森田は「邪魔だわ。邪魔なんだよな」と苦笑いでピシャリと言い切った。
竹中が「また怒られた」とこぼすと、森田は「ちょこちょこ邪魔なんだよ。黙ってたらいいんだけどな、今日ずっとうるさいね」とボヤいて笑わせた。